靖国神社と練兵館

 靖国神社は、明治2年、大村益次郎の建議により、戊辰戦争での戦死者の慰霊のための招魂社の一つ、東京招魂社として建てられました。靖国神社と改名されたのは明治12年のことだそうです。

 大きな鳥居やあちこちに立てられた慰霊碑からはやはりここがかなり特殊な場所だということが分かります。一つ一つのつくりが大きいので、小さな神社になれている私には、自分が小さくなったような感じがしました(笑)。

 ここでの注目はなんと言っても練兵館跡と大きな大村益次郎像、それから遊就館(上から2段目右)にある幕末・明治の資料でしょうか。とはいってもここがもともと戊辰戦争での戦死者の慰霊のために建てられたことを考えると、神社そのものも興味深いのですが。遊就館には坂本竜馬の絵、榎本武揚の軍服など、幕末好きにとっては一度は見てみたい貴重な資料が展示されています。色々な意味で一度は行ってみる価値がある場所なのではないでしょうか。

 

 大村益次郎像あまりに大きくて顔までよく見えなかったので3段階で載せてみました(笑)。1番右の写真からだとちょっと火吹き達磨っぽい雰囲気が感じられるでしょうか?大村益次郎は戊辰戦争の際の長州軍の総司令官です。詳しい説明はこちら(例によって重い上に読みにくいです……。すみません)。正面の大鳥居をくぐる前、かなり遠くからでも目に付きます。

 

 そして神道無念流斎藤弥九郎道場、練兵館跡。神社内での位置は南門のすぐ近く、大鳥居の方から行くと、神社の敷地左側にあります。説明はこちら。簡潔で分かりやすいです。幕末期にはここで桂小五郎が塾頭をつとめていたこともあったんですね。江戸三大道場の一つと言われたほどの道場ですが、神社があまりにも大きいせいでしょうか、こうして跡を見ても昔の大きさは感じられなかったのが少しだけ残念でした。

 住所は東京都千代田区九段北3−1−1、地下鉄九段下駅からは5分ほどでした。ちなみにここから試衛館道場跡まで歩いてみたところ、30分ほどかかりました。

 

訪問日:2004年5月30日

文責:望海

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