試衛館

 

 

 ついに試衛館道場跡に行ってきました。やはり新選組の中心が試衛館出身のメンバーだったことを考えると、新選組はここから始まったと言えるのではないでしょうか。この試衛館の当主、つまり天然理心流宗家4代目が近藤勇、塾頭は沖田総司で、そこに食客として永倉新八、原田左之助、藤堂平助らが集まっていました。土方歳三、井上源三郎は日野にいたため、試衛館にいることはあまりなかったようです。道場については、少し信憑性の薄い話ですが、敷地は100坪足らず、小さな中庭が3面、道場自体は14〜15坪、部屋数は6〜7だったという話もあります。

 試衛館の場所については、今までもいくつか説があったようですが、今ではこの写真の場所、住所で言うと東京都新宿区市谷甲良町1−20あたりが有力とされているようです。当時の甲良屋敷という地名の一部がちゃんと残っています。最寄り駅は都営大江戸線牛込柳町。ここから5分とちょっとです。

 記念碑みたいなものがあるとは聞いていなかったので少し驚きました。大河の放送にあわせて作ったのでしょうか。記念碑の立っている位置は上記の住所からは少しずれるようです。

 ここへは靖国神社、つまり桂小五郎らのいた練兵館道場跡から歩いていきました。試衛館跡につくまで私の足で約30分。練兵館からは試衛館への助っ人がやってくることもあったようですが、これだけの距離があると私より足の速い人が呼びに行ったにしても(もちろん昔の、しかも剣術をやっているような人ですから私より足が速かったでしょう)往復に結構な時間がかかり大変だったろうなと思います。『燃えよ剣』で助っ人が来るまでの時間稼ぎの話が出てくるのもこのためなのでしょうね。この距離だと、大河のように近所といってしまうと少し語弊があるような気もします。

 

訪問日:2004年5月30日

文責:望海

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