小島資料館

資料館の門です。
古い家らしく立派です。

近藤勇の銅像です。
龍源寺にあるのと同じ物らしいです。

小島鹿之助の像です。
話によるとかなりご本人に似ているとか…。

上野の寛永寺から持ってきたものだそうです。
上野戦争のときの銃弾のあとがあります。

 ここに行ったときもデジカメを忘れてしまい(気がついたとき大声で叫んでしまいました……)一緒に行った友人の恵比寿☆さんに携帯のカメラで撮ってもらっちゃいました。当時は私の携帯もカメラ付きでなかったのです。恵比寿☆さん、本当にありがとう!そして次は気をつけます。

 小島資料館は東京都町田市小野寺町950にあります。入館料は大人は600円でした。ここでは昔前庭で試衛館の人々が出稽古をしていたそうです。本を読んでいるときに史料の所蔵元を見ると、小島資料館となっているものがかなりあります。大河ドラマが始まる前のブームなのか結構来ている人は多く、何回か来ているという方もいらっしゃいました。

 交通の便はかなり悪いです。鶴川から多摩センター行きのバスに乗っていくのですが、まず鶴川に各駅しか止まらないためお昼前後は10分に1本くらいしか電車が止まりません(資料館が開くのは1時から)。その上バスも1時間に1〜2本しかないため時刻表はよく調べていかないと痛い目にあいます。バス停の位置はロータリーから離れた所にあるため、ちょっと分かりにくく、危うくそのバスに乗り遅れそうになりました。

 とはいっても時間をかけて行っただけの価値はありました。資料館自体はそれほど大きくないですが、その分館長の小島さんが色々詳しく説明をしてくださって、質問にも答えてくださり、とても勉強になりました(親には何の勉強だよって突っ込まれてしまいましたが…)

 一番面白かったのは書簡です。沖田さんの年賀状(今のと違ってなが〜い紙に書いてあります)や土方さんの女性自慢など、本物はいいなあなんて思いました。土方さんの女性自慢については、一緒に送られてきた女性からの恋文もあったそうですがほかのお宅(確か佐藤家)でなくなってしまったそうです。「土方もしょうもないことをしたものです」なんて小島さんがおっしゃっていましたが私も全く同感です。自慢したかったんでしょうね(笑)

 さて、私がすごいなあと思ったのが100年以上前の手紙がきちんと残っているということです。私だったら捨てちゃうなあなんて思っていたら、当時手紙を受け取ったほかのお宅では、やっぱりあまり残ってないそうです(いえ、捨てちゃったのかどうかは分からないんですけど……)。当時ご当主だった小島鹿之助という人はかなりまめな人だったと思われます。この人はそれだけではなく、事細かに日々の出来事を日記につけていたそうで(「小島日記」)そこから分かる新選組のことも多いようです。ちなみにこの人は漢学者だったそうで(というか代々御当主は漢学者だったとか)漢書など、あわせて数千冊の本を買ったらしいのですが、この人、それを全部自分で読んだんだそうです。昔の人がすごいのか、それともこの人がすごいのか……。とにかく、そのような蔵書が多すぎて、まだ全部の整理は終わっていないんだそうです。この史料の整理がもっと進んだときに、新しい新選組の史料が出てくるといいなあなんて思います。

 書簡以外では、近藤勇の稽古着なんか面白かったです。右のような髑髏が刺繍してあります。近藤勇の妻のツネさんが刺繍したものだそうです。うまいんだか下手なんだかよく分からない絵です(笑)。髑髏なんて物騒ですが、手柄を立てるという意味があったような……気がします。近藤勇や土方歳三は、浮世絵や、写真をもとに書いた油絵もあり、写真と比べてみると面白かったです。

 新選組の資料以外にも、古いお金なんかが展示してあって、それも面白かったです。展示されていた大判は、かなり珍しいものだと学校で習ったと思うのですが、どうなのでしょう?自由民権運動の史料もありました。

 最後に小島資料館の公式ページはこちらです。

 

訪問日:2003年11月16日

文責:望海

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