新選組フェスタin日野

 日野の新選組フェスタはいくつかの会場に分かれていますが、このレポはその中でも万願寺のメイン会場についてのものになります。万願寺のメイン会場は多摩都市モノレール万願寺駅より徒歩10分だそうですが、手元にある案内のどこにも住所が書かれていないので正確な住所がわかりません(爆)。私は車で連れて行ってもらったのですが、近くに行けば、旗や案内が相当数あるので(下写真)まず迷うことなくたどり着けるはずです。あちこちにボランティア(?)のおじさん達が立っているのでその人たちに聞いても色々教えてくれます(ただし正確な情報が手に入るとは限らないようです/苦笑)。

 ちなみに万願寺というのは地名で、そういうお寺があるわけではないそうです。私はお寺があると思いこんでいたので、駐車場で場所を聞いていたときにしばらく話がかみ合いませんでした(恥)。駐車場は万願寺会場のすぐ側ではなく、少し離れた方だと無料のものがあります。私が行ったときは会場、資料館等々はかなり混んでいたのですが、駐車場の方はがらがらでした(笑)。ここであちこちの会場への地図ももらえます。

案内石(?)   あちこちに新選組の旗が…… 案内板 

 それにしても案内が多いです。旗もすごい数(笑)。案内はどれも新しいのですが、新選組フェスタ終わったらどうするんだろうなんて無駄なことを考えてしまいました(笑)。

 ここに行く前に土方歳三資料館に行ったので、万願寺のメイン会場に着いたのはお昼くらいでした。入り口で券を買うのですが、その券が新選組の袖章を模して作られたものと、なかなか洒落ています。この日は三連休のうちの1日だったこともあり、人が結構多く来ていました。

 まずはステージ前に人が集まっていたのでそれを覗きに行ってみました。この日はイベントが多かったらしく、午前中に会津若松の観光PR、午後にお笑いのステージと天然理心流の演武があったようです。だから土方歳三資料館に行ったときに会津若松の市長さんがいたんですね(詳しくは後で土方歳三資料館についてのレポをあげます)。私が行ったときはちょうどお笑いのステージが終わりかけたところ、じゃんけんに勝った人にサインプレゼントというお決まり(?)のやつをやっていたところでした。サインがぐっさんのものだったら殺気立って挑戦したんでしょうが(爆)、基本的にお笑いはあまり興味がないのでちょっと見てすぐに「新選組ゆかり館」へと移動しました。

会津藩主と桑名藩主 ここでは新選組ゆかりの地の紹介や名産品の販売が行われているとのことですが、私が行ったときは会津若松の展示でした(案内に「京都市・会津若松市・高知市などの新選組にゆかりのある地」って書かれていましたが、高知は坂本竜馬が大河に出てくるだけで新選組とは関係ない気が……)。入り口入ってすぐのところに、鎧を着て火縄銃を持ったおじさんが立っていて目の前にあった会津藩主と桑名藩主の写真(左)について説明してくださいました。この写真だと少し読みにくいですが、左に「桑名藩主松平定敬公」、右に「会津藩主松平容保公」と書いてあります。ただの武士として新選組に入ってまで薩長と戦おうとした桑名藩主の武勇伝(?)を祖父母が興味深そうに聞いていました。説明してくれた方自身もご先祖様が会津藩士だったらしく、「うち(の親戚)は戊辰戦争で何人死んで……」なんて話も。お話を聞いたあと前で写真を撮ったらどうかと言ってくださったので、火縄銃をお借りして、藩主様の前で祖父母と3人で写真を撮っていただきました。……藩主様に背を向けて写真なんて恐れ多い(ガタガタ)。ところで火縄銃なんかじゃ戦争に勝てないとかつっこんじゃダメですか?

小道具 奥にはちょっとした展示があり、鶴ヶ城の昔の写真(砲弾でぼろぼろになっている結構よくみるやつです)等々、数は少ないながらもなかなか面白いものでした。出口前には当然(?)福島土産が。京都名物なんかも売られていました。せっかくなのでここで京都土産を購入。一体どこに行ってきたんだか分かりませんね(爆)。

大河ドラマ館 続いて隣の建物、「大河ドラマ館」へ。中身は調布の大河ドラマ館と大差ない感じ(苦笑)。ただし日野なので、土方歳三が活躍する、箱館が強調された展示でした。でも大河って箱館まで行かないという話だった気がするんですが……。急いでいたためあまりゆっくりとは見なかったので、どんな説明がされていたかは分かりません。なぜか間違えて出口から入ってしまったので、順路を逆から見ることとなりました。展示考えた方、すみません(滝汗)。

 次はSLの線路を渡って特別展示棟へ。「浅田次郎展」はすでに終わり、次の「PEACEMAKER鐵展」が行われていました。原作ではなくアニメの展示だったのはちょっと残念。入り口に関連グッズがガラスケースに入って展示されており、その後は靴を脱いで廊下のような場所に上がって見ます。私が行ったときは市村鉄之助が中心の展示でした。気合を入れて永倉さんの展示はいつだ!?と見たら、そんなものはありませんでした(泣)。壁にぐるっとアニメのポスターが貼られていて(ポスター、新八さんのものが1枚しかないってどういうことですか!?)、アニメの原画の展示はガラスケースに数枚。最後の畳の部屋ではアニメの第一話が流されており、小さな子供達がサイゾー座布団(もちろん関連グッズ)に座ってアニメに見入っていました。……あれ深夜アニメです。人が血まみれで倒れてたり、子供が見るにはきつい表現も多いと思うんですが(汗)。しかもその部屋に思いっきりあれな烝・鉄と土方・沖田のポスターが貼ってあったのです(泣)。公式でそれでいいのか!?と突っ込みたかった……。部屋を出たところで係りのお姉さんが「アニメ、もうすぐもう一度流れますから見ていったらどうですか」と声を掛けてくださったのですが、祖父母を外で待たせてしまっていたので、断って出口に向かいました。まあアニメもちゃんと見ましたしね(爆)。

 次に同じ建物内の「土方歳三特別展」へ。土方歳三資料館から持ち出され、そこでは見ることの出来なかった(泣)資料が展示されていました。でもなんと言っても注目は出口付近に展示されていた本物の『浪士文久報告記事』!これは平成10年になって見つかった永倉新八の幻の手記(一部はその写し)で、新選組史料としても第一級のものです。これのおかげで最近になって新しく分かった事実(と言ってしまうと史料の信憑性の問題もあり、断言してしまうのは避けたいところですが)も多いとか。今回私はこれを見るためだけにここに行ったといっても過言ではありません。ちょっと意外だったのですが関東では初公開だそうです。

 最後は外に出てお土産屋さんを覗きます。以前、京都よりよっぽど量も質もいいと聞いてはいたのですが……。確かにすごかったです。見ているだけでかなり楽しく、うっかり買ってしまわないように気をつけるのが大変(笑)。ただお店の人に聞くとPEACEMAKERグッズはこの連休でほとんど売切れてしまい入荷は連休明けだとかで、ほとんど残っていませんでした(泣)。なぜお土産にPEACEMAKERグッズを買おうと思ったかというと、おまけにコースターを付けてくれると聞いたからです(爆)。……はい、貧乏性です(滝汗)。

 外では隊服を着て記念撮影ができると言うことでしたが、さすがに一人で撮ってもらうのは恥ずかしかったのでパス。プリクラも一人では悲しかったのと江戸博で撮ったと思ったのでパス。なんですが。ここのプリクラ、シールだけでなくはがきタイプのものもあったそうなんです。撮っておけばよかった(泣)。フェスタ会場内のだんだらポストから投函するとオリジナルの消印を入れてくれるそうなので、相手の手にのってみるのも楽しいかも?(笑)

 総括。私は『浪士文久報告記事』見ただけで満足して500円払ったかいがあったと思える人間なのであまり参考にならないかと思いますが(汗)、量もなかなか多く、調布よりはずっと楽しめるのではないかと思いました。ただ、大河ドラマ館が調布は京都中心の展示、日野は箱館中心の展示と、どちらも他の地域にとられたような展示で、もっと地元に拠った展示をしてもいいのにとは思います。ところでSL、馬とくるとそれだけで田舎臭いと感じるのは私だけでしょうか?(汗)

 

訪問日:2004年7月19日

文責:望海

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